ヨリック(Yorick)
ヨリックのスキル・基本コンボ・ウェーブ管理・マッチアップを、LoL初心者向けに体系的に学ぶ。
概要 — チャンピオンの理解
特徴
召喚ユニット(Mist WalkerとMaiden of the Mist)を率いてレーンを押し込む、スプリットプッシュ特化のファイター。敵ミニオンが倒れるたびに墓が溜まり、E(Mourning Mist)で一斉にMist Walkerを蘇らせて敵に群がらせる独自の戦い方を持つ。Lv6以降はMaiden of the Mistを召喚してプッシュ力と戦闘力を大幅に強化でき、サイドレーンで対面を圧倒しながらタワーを折る動きが得意。集団戦よりもサイドレーンで1対1の圧力をかけ続け、相手チームに対応を迫るスプリットプッシュで勝ち筋を作るタイプのチャンピオン。W(Dark Procession)による囲い込みで逃げる相手を捕まえたり、ガンクに対する自衛手段として使ったりと、壁の設置判断が立ち回りの鍵を握る。
召喚ユニットの運用
Yorickの強さはMist Walkerの数と管理にかかっている。基本の流れは「Q(Last Rites)でラストヒットを取りながら墓を溜める → 墓が十分に溜まったらE(Mourning Mist)で敵チャンピオンに呪いを付ける → 蘇ったMist Walkerが一斉に敵に襲いかかる」というサイクル。墓を溜めずにEだけ当てても召喚ユニットは増えないため、仕掛けるタイミングは墓の数を見て判断する。Maiden of the Mist召喚中は倒した敵から自動的にMist Walkerが生まれるため、一度戦闘で優位を取ると雪だるま式に押し込める。逆にMist WalkerもMaidenも倒された状態では戦闘力が大幅に落ちるので、召喚ユニットが揃っていない時の無理な戦闘は避けたい。
スプリットプッシュの進め方
Yorickはゲーム中盤以降、サイドレーンを一人で押し込んでタワーを折る「スプリットプッシュ」が最も得意な勝ち筋になる。Maiden of the Mistと複数のMist Walkerを引き連れてレーンを押し込むと、相手チームは誰かをYorickの対応に割かざるを得なくなり、残りの味方4人が別の場所で有利に動ける構図が生まれる。R(Eulogy of the Isles)を再発動してMaidenだけをレーンに送り出し、自分は別の場所に移動する「分割プッシュ」も強力な選択肢。ただしMaidenを送り出すと回収できず倒されるまで戻ってこないため、送り出すタイミングは慎重に判断したい。W(Dark Procession)は1対1を仕掛ける時の囲い込みにも、ガンク(味方ジャングラーの奇襲)を受けた時の退路確保にも使えるため、攻守両面で活用する意識を持つと安定する。
スキル — ミクロの土台
アイコンを選ぶと詳細が表示される。各スキルの効果と「使いどころ」を把握する。
近くで敵ユニットが倒れると、その場に墓が出現する(同時に存在できる墓の数には上限がある)。墓はQ(Last Rites)やE(Mourning Mist)を起点にMist Walker(霧の亡者)として蘇らせることができる。Mist Walkerは自律的に行動し、近くの敵に群がって攻撃する。Yorickが戦闘に入ると一緒に戦い、レーン上では自動的にミニオンと共に前進してプッシュに貢献する
次の通常攻撃を強化し、射程が伸びて追加の物理ダメージを与える。自身の減っているHP量に応じて回復する効果もあり、削られた体力を取り戻しながら戦える。通常攻撃タイマーをリセットするため、通常攻撃の直後に重ねることで素早く2発分のダメージを叩き込める。チャンピオンや大型モンスターにこの攻撃を当てると、その場に墓を生成する
指定した場所に亡霊の壁を円形に召喚し、中にいる敵を囲い込む。壁は地形扱いで敵の移動を遮り、壁の出現時に範囲内の敵を内側へ引き寄せ、外側にいた敵は押し出す。壁の内側には視界が得られる。敵チャンピオンは壁を通常攻撃で壊して脱出できるが、壊すまでの間は閉じ込められるため、その隙にダメージやE(Mourning Mist)を重ねるのが基本の使い方。タワーは壁を即座に破壊する
指定方向に霧の塊を投げつけ、着弾地点の敵に魔法ダメージを与えてスローをかける。当たった敵には「呪い」の印が付き、Yorickと召喚ユニットはその対象に向かう移動速度が上がる。呪いが付いた敵の近くに墓がある場合、自動的にMist Walkerが蘇って標的に襲いかかる。Mist Walkerや後述のMaiden of the Mistに攻撃対象を指示する手段としても機能する
強力な召喚ユニット「Maiden of the Mist」を呼び出す。Maidenは自律的にYorickに付き従い、敵を攻撃する。Maidenが攻撃している対象には印が付き、Yorickがその対象を攻撃すると印を消費して追加の魔法ダメージを与えられる。Maidenの近くで敵が倒れると自動的に新しいMist Walkerが蘇る。再発動するとMaidenを最寄りのレーンに単独で送り出し、倒されるまで自動的にプッシュし続ける
パワースパイク — 強い瞬間
特定のタイミングで戦闘力が跳ね上がる。この「いつ強いか」の把握が、仕掛けと待ちの判断を変える。
アルティメット(Eulogy of the Isles)でMaiden of the Mistを召喚できるようになる。Maidenは持続的にダメージを出しながらMist Walkerを自動生成するため、1対1の戦闘力とレーンのプッシュ力が一気に跳ね上がる。Maiden付きの状態で対面に仕掛ければ、召喚ユニットの群れが圧倒的な数的有利を生む
最初の大型アイテムが完成すると、Q(Last Rites)の強化攻撃やMist Walkerの火力が目に見えて上がる。サイドレーンでのスプリットプッシュ(横のレーンを押し込んでマップ全体に圧力をかける動き)が現実的な脅威になり始め、相手チームに対応を強いることができるようになる
Q(Last Rites)のランクが最大になると、強化攻撃の威力と回復量が上がり、クールダウンも短くなる。タワーやオブジェクトへのダメージ効率が改善され、スプリットプッシュでタワーを折る速度が大幅に上がる
ウェーブ管理 — レーンの主導権
ミニオンの「押し合いの均衡点」をどこに置くか。まずこのチャンピオンの方針を理解し、4つの基本状態を確認する。
Mist Walkerを活用したプッシュ力が最大の武器。ミニオンが倒れると墓が溜まり、E(Mourning Mist)で一斉にMist Walkerを起こせばウェーブを素早く処理できる。Q(Last Rites)でラストヒットを取りつつ墓を溜め、タイミングを見てEで一気にMist Walkerを展開する流れが基本。Maiden of the Mist召喚中はプッシュ力がさらに上がるため、意図せずウェーブを押し込みすぎないよう注意が必要。フリーズが難しいチャンピオンなので、押し込んでからリバーやジャングルの視界を取る動きと組み合わせるのが安全
マッチアップ — 対面ごとの立ち回り
相手チャンピオンに応じた注意点と戦い方。
相手は高い機動力でMist Walkerを素早く処理しながらYorickに飛び込んでくるため、召喚ユニットの数的有利を活かしにくい場面がある。W(Dark Procession)で囲い込んでも、相手のダッシュでミニオンやMist Walkerを踏み台にして脱出されやすい。壁の中に閉じ込めてからEで呪いを付け、Mist Walkerを集中させる流れを意識したい。相手のダッシュ用リソースが切れたタイミングが仕掛け時
相手のアルティメット(死の領域)でYorickだけが引きずり込まれると、Maidenを含む召喚ユニットが全て外に置き去りにされるため、1対1の素の殴り合いを強いられる。召喚ユニット抜きの純粋なデュエルでは相手に分があるので、相手のアルティメットを使わせてから仕掛けるか、QSS(相手のアルティメットを解除できるアイテム)の購入を視野に入れたい
序盤はYorickのMist Walkerによるプッシュ力と戦闘力で大きく有利を取れる。ただし、相手はQ(サイフォンストライク)のスタックを溜め続けるため、時間が経つほど1発の重さが増していく。Mist WalkerやMaidenを相手にスタック稼ぎの的にされないよう、Eで呪いを付けて相手本体に集中させる意識が大事。序盤の有利を活かしてタワーを早めに折り、他レーンへの影響力に変換したい