ベル=ヴェス(Bel'Veth)
ベル=ヴェスのスキル・基本コンボ・ウェーブ管理・マッチアップを、LoL初心者向けに体系的に学ぶ。
概要 — チャンピオンの理解
特徴
2022年実装のジャングラーで、通常の攻撃力の代わりに無制限に伸び続ける攻撃速度を軸に戦う異色の設計を持つ。パッシブのラベンダースタックはテイクダウンを重ねるほど永続的に攻撃速度が高まり、ゲームが長くなるほど恒常的な打撃力が上がる後半型スケーリングが最大の特徴。Qが4方向それぞれ独立したクールダウンを持つダッシュであるため機動力が高く、ただし地形は通り抜けられない(True Form中は通り抜け可能)。
アルティメット(Endless Banquet)の真の姿(True Form)がキットの核で、テイクダウンで残るVoid Coralを喰らって変身するという独自の起動条件を持つ。特にエピックモンスターのテイクダウン後の強化版Void Coralを喰らうと変身時間が大幅に延長し、周囲でミニオンが死亡するたびにVoid Remora(自律進軍ユニット)が生まれてレーン圧力をほぼ自動で生み出せるようになる。この状態に入った後半のベル=ヴェスは戦闘力と副次的なマップ圧力を同時に持ち、相手チームが対処しきれなくなることが多い。
操作面では「4方向それぞれのQのクールダウンを管理しながら戦う」感覚と、Eのチャネル開始タイミング(CC前後の読み合い)が習熟の核になる。シンプルに見えるが、True Formの起動条件であるVoid Coralの管理とエピックモンスターのタイミングを読む判断が高難度の要素として積み重なっている。
基本コンボ
通常時の基本的な差し込みは「Q(使いやすい方向)で接近 → W(ノックアップ+スロー)を叩きつける → Wが当たった方向のQクールダウンがリセットされるので即Q → E(Royal Maelstrom)で連続攻撃しながらライフスティールで体力維持」という流れ。WでQをリセットするため「Q→W→Q」は基本的なセットとして覚えておくとよい。
True Form中はQが地形を越えられるようになるため、壁を使ったショートカットが選択肢に加わる。Eを使う際は相手のCC(拘束系スキル)が残っているかどうかを確認してから入るのが原則で、チャネル中にCCを被弾するとEが中断してしまう。
集団戦では、先にRアクティブ(Void Coral喰らい)でTrue Formを起動し、そこからW→Q×複数方向→Eの流れで複数の敵にプレッシャーをかけるのが基本。Void Coralの位置をあらかじめ把握しておき、集団戦が起きそうな場所の近くに残っているかを常に意識する。
パッシブの活かし方
Death in Lavender(パッシブ)のラベンダースタックは戻らない永続ボーナスなので、ゲーム序盤からテイクダウン数を積み上げる意識が重要。スキル使用後に短時間付く一時スタック(最大6、通常攻撃で消費)を活用するには、スキルを使ったらすぐ通常攻撃を当てて消費するクセをつけると攻撃速度のロスを最小化できる。
通常攻撃のダメージ自体は基準より低下しているが、攻撃速度の上限が非常に高いため、高い攻撃速度でひたすら殴り続けることで総ダメージを出す設計。Eのスラッシュ回数もボーナス攻撃速度に連動して増えるため、スタックを積めば積むほどEが長くなりライフスティール量も増える好循環がある。序盤に「スタックを稼ぐためにリスクを取ってキルを取りに行く」か「安全にジャングルを回す」かはゲーム状況次第だが、差し込んだとき確実にテイクダウンを取り切れる確信があるときだけ仕掛けるのが基本方針。
スキル — ミクロの土台
アイコンを選ぶと詳細が表示される。各スキルの効果と「使いどころ」を把握する。
通常攻撃のダメージが基準値より下がる代わりに、攻撃速度の上限が通常より大幅に高くなる。スキルを使うたびに最大6つまでのスタックが短時間付き、1スタックごとに1回の通常攻撃で消費しながら攻撃速度を上乗せする。さらにチャンピオン・モンスターのテイクダウン(ラストヒットまたは直接の関与による倒撃)ごとに永続するラベンダースタックが積み上がり、多いほど恒常的な攻撃速度が高くなる。すなわちキルとジャングルクリアを重ねるほど攻撃速度が伸び続ける設計
上下左右の4方向それぞれが独立したクールダウンを持つダッシュ。任意の方向を選んでダッシュし、通過した敵に物理ダメージを与え最初にヒットした敵にはオンヒット効果も適用する。通常攻撃のタイマーをリセットするため、ダッシュ直後に通常攻撃を即座に出せる。地形は越えられないが、アルティメットの真の姿(True Form)中は地形越えが可能になる
尾を叩きつけてマジックダメージを与え、当たった敵をノックアップ(打ち上げ)した後にスローを付与する。敵チャンピオンにヒットすると、その方向のVoid Surge(Q)のクールダウンが即座にリセットされる。Q→W→QのようにW後すぐ同じ方向へ再ダッシュできる使い方が基本
一定時間チャネル(発動中は別スキルを使えない)して近くにいる最も体力の低い敵を高速で連続攻撃する。発動中は自身の被ダメージを大きく軽減しながらライフスティールを得るため、殴られながらでも体力を維持しやすい。連続攻撃はそれぞれオンヒット効果を適用し、クリティカルも発生する。ボーナス攻撃速度が高いほどスラッシュ回数が増える
【パッシブ】同じ対象への2回おきの通常攻撃が真のダメージ(防御を無視するダメージ)を追加で与え、これは上限なく積み重なる。チャンピオンまたはエピックモンスターのテイクダウンでヴォイドの残骸(Void Coral)が出現し、一定時間フィールドに残る。特定の大型目標(ヴォイド系オブジェクト)のテイクダウンでは強化版のVoid Coralが生成される。【アクティブ】Void Coralへダッシュしてそれを喰らい(約1秒)、周囲の敵を一時的にスローしながら爆発させ付近の敵に体力に応じた真のダメージを与え、真の姿(True Form)に一定時間変身する。True Form中は最大HP・攻撃射程・攻撃速度・場外移動速度が増加し、QのダッシュがQ地形を越えられるようになる。強化版Void Coralを喰らうと変身の持続が大幅に延長され、さらに周囲のミニオンが死亡するたびにヴォイド・レモラ(Void Remora)が出現する。ヴォイド・レモラはそのミニオンの自律型ヴォイド版として自動で対応レーンを進軍する
パワースパイク — 強い瞬間
特定のタイミングで戦闘力が跳ね上がる。この「いつ強いか」の把握が、仕掛けと待ちの判断を変える。
アルティメット(Endless Banquet)を習得すると、テイクダウンでVoid Coralを残せるようになる。Coral→True Form変身ルートが確立し、True Form中の攻撃射程・機動力・地形越えQにより戦闘力が飛躍的に上がる。序盤から積み上げたラベンダースタックがここで真価を発揮し始める
特定の大型目標(ヴォイド系オブジェクト)を倒して強化版Void Coralを喰らうとTrue Formの持続が大幅に延長し、周囲ミニオンからVoid Remora(自律進軍ユニット)が増殖し始める。レーン圧力が単独で生まれ、マップ全体への脅威度が大幅に上がる。この強化版変身状態を維持しながら集団戦に入れると特に強力
ラベンダースタック(パッシブ永続スタック)は積み上がるほど恒常攻撃速度が上がる後半型スケーリングを持つ。ゲームが長引くほど攻撃速度・連続攻撃数・Eのスラッシュ回数がまとめて伸び、殴り合いで負けにくくなる
ウェーブ管理 — レーンの主導権
ミニオンの「押し合いの均衡点」をどこに置くか。まずこのチャンピオンの方針を理解し、4つの基本状態を確認する。
ジャングラーのためレーンのウェーブ管理は基本的に行わない。ジャングルキャンプをこなしながらテイクダウン数(ラベンダースタック)を増やすことが最優先。True Form移行後に強化Void Coralが出るエピックモンスターを優先的に狙い、Void Remoraによるサイドレーン圧力を自動的に生み出す形が理想。レーンに降りる際はQ(4方向独立CD)の向きを使い切らず回避経路を残しておくこと
マッチアップ — 対面ごとの立ち回り
相手チャンピオンに応じた注意点と戦い方。
E(Royal Maelstrom)のチャネル中は移動できないため、CC系スキルを被弾するとそのままEが途切れる。先にWでノックアップを入れてからEに移行する、またはEを短く切り上げてQで離脱するといった判断が必要。拘束が多い相手とは長時間接触を避け、Eを使う前に相手のCC手段を先に使わせてから発動するのが基本
パッシブのスタックが少ない序盤は総合的な戦闘力が低い。Eの被ダメ軽減は強力だが、CC持ちに後出しでEを割り込まれると崩される。序盤はおとなしく自陣ジャングルを回してスタックを積み、Lv6以降にTrue Formのアドバンテージを活かして反転できるよう立ち回る
Eの被ダメ軽減と高いライフスティールで打たれ強さは出るが、チャネル中は位置が固定されるためバーストの的になりやすい。相手のバーストコンボを確認してからEを入れる、もしくはQで距離を詰めてから即Wノックアップ→Eの順で攻めると被弾を最小化しやすい